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 1年6ヶ月住んで見た感想
まず第一に二階リビングは見込み通り冬暖かいことです。外気0℃の朝でも室内温度は12℃〜13℃位です。暖房は床暖房をタイマー設定により朝5:00〜7:00迄二時間と、夜は6:00〜9:00のみ入れてありますがほぼこれで充分です。ペアガラスの効果は抜群でどんな寒い朝でも家中何処の窓ガラスも結露した事はありません。いま(3月17日)胡蝶蘭が沢山咲いております。(従来の家では温室に入れなければ咲きませんでした。)逆に夏は高気密性のため閉め切った室内は温室状態となり、特に午後3時頃からは西日が射し込み暑くて堪りませんでした。そこで西側の窓ガラスに紫外線98%、光線33%カットの遮光フィルム遮光フイルムを(写真右・車用の物ですが)貼ったり、ベランダに温室用の寒冷紗(50%遮光)を軒下にぶら下げる事によりかなり改善されました。冷房の効きは良く一度冷えるとあとは弱冷で充分です。次に感じるのは遮音効果が非常に良い事です。家の外の騒音はあまり聞こえません。逆に家の中の愛犬(りりー)の鳴き声も、窓をすべて閉め切った時には隣近所にはあまり聞こえないようです。二階の足音も殆ど聞こえません。100oへーベル板と吸音材の威力でしょうか?困るのは雨が降っていても音が聞こえないため気づかず玄関を出てから雨傘を取りに戻ることが時々あります。

 ○採用して良かったと思うこと
まず電動シャッターです。スイッチ一つで音もなくスルスルと開いて行く様は本当に気持ちよい物です。次に電灯点滅の自動化です。門灯は暗くなると点灯し朝になると消灯する事は今日では当たり前ですが、玄関・廊下・トイレ・階段室の照明も人感センサー(写真)が小気味よく働き一年中全くスイッチにさわる必要がありません。但し困ったことに階段や廊下を愛犬リリーがうろうろしても点灯してくれます。(居なくなれば20秒で自動消灯しますが・・)防犯上も効果有りそうです。
センサーライト
写真左から廊下のセンサーライト、階段のセンサー、トイレのセンサー、玄関外センサーライト、電子ロックキー

風呂場の暖房乾燥機は冬場にはありがたみを感じます。以前の家では浴槽に入るとき鳥肌が立つこともありましたが暖房を入れてからはこの様な事もありません。ただ温水式の為か温風の出るまで少々時間が掛かります。電気式の方が短時間で立ち上がるかも・・・
次は玄関ドアーの電子ロックシステムです。テンキーによる暗号入力方式(写真右)ですので家族全員が「鍵」を持って出かける必要が無くなりました。自動ロックシステムによりドアーを閉めると自動施錠されますので鍵の掛け忘れなども無く安心です。
鉄骨構造の特徴をフルに活かしたキャンティ構造(1階の床面積より2階の床面積が大きい構造)の効果は想像以上でした。つまり一階の窓から視ると前庭が広く見えますし、実際広く使えます。建て替え前の家より面積は大幅に増えているのに前庭の広さは以前と変わりません。2階のリビングルームは16帖+キッチン5.3帖(合計21.3帖)がワンルームとなり広々と使えます。
前庭2キャンティ構造
2階のリビングは南側と西側にそれぞれ90pはみ出させてありますが、一階の窓からは軒先のように見えます。

 ○こうなればもっと良かったのに・・
残念だったのは黒塗りのアルミサッシです。家中の窓枠はすべて黒色のガッチリとしたアルミサッシが使われております。デザイン的にはキリリと引き締まった感じがして、屋根の色とも調和し気に入っているのですが、断熱に対してはアルミの熱伝導性の良さが裏目に出て、冬は冷たく階下の洗面所ではサッシ部分に結露する事があります夏は黒色が熱を吸収する為か外気温と同じくらい熱くなります。理想的な断熱構造から見ると落第です。
現在では壁の外側と内側の間に樹脂を挟み熱伝導性を改善したサッシが大分出回ってきましたが、当時(1999年5月)はまだヘーベルハウスにはありませんでした。(一部の国内メーカと外国には白色のサッシの性能の良い物がありましたが・・)最近ではへーベルさんにもオプションで用意されているようです。
第二は二階と一階の温度差の均一化が出来れば更に省エネハウスに成るのではないかと考えます。冬は二階は一日中陽が当たり暖房ナシでもポカポカと暖かいのですが、階下の玄関や廊下、洗面所など北側部分は温度が上がりません。逆に夏は階下は比較的涼しいのですが二階は暑いと言うわけです。一階と二階の空気を循環出来ればある程度は改善されるのではないかと思われます。吹き抜け構造にすれば良いのかも知れませんが、強制的に冬は下に、夏は上に循環する事が必要です。最近は24時間換気システムなどもオプション仕様にありますが、検討してみる価値があるかも知れません。
また我が家には愛犬リリーが同居して居りますが、最近ヘーベルハウスよりペット仕様の「プラスわん・プラスにゃん」が発売されました。これも今回の建て替えには間に合いませんでした。でも引き戸が小指一本で開閉できるほど軽く動きますので、リリーは戸の隙間に爪を入れ自分で開けております。(自分で閉めてくれればもっと良いのですが・・・)
最後になりましたが、建て替えに当たりヘーベルハウスの関係者の皆様には本当にお世話になりました。
有り難うございました。お陰様でほぼ目標通りの家が出来120%満足しております。 〜〜〜以上〜〜〜〜                    ヘーベルハウスのホームページへ

その後の経過報告
5年点検無事終了(2004年11月)
ヘーベルハウスは「50年点検システム」制度があり2004年11月に第一回目(5年経過)の点検が実施されました。所定の「定期点検サービスカード」のチェックシートに沿って各部点検・確認を実施しましたが、問題となるような不具合は有りませんでした。今後は5年ごとに30年までは無料点検。40年、50年は有料点検となります。
太陽光発電システムの設置(2005年5月)
光熱費削減と地球環境保護への協力のため2005年5月「太陽光発電システム」を設置いたしました。設置までの経過や光熱費削減効果の詳しいことは別ページ「太陽光発電の導入体験記」をご覧下さい。この家を建てる時にはまだ普及率も低く設置のことはあまり考えておりませんでしたが、5年後に導入してみて屋根の形状は寄せ棟ではなく、切り妻の方が設置費用も安く、発電効率も良いことが判りました。今後新築される方で太陽光発電を設置する場合には屋根の形は切り妻型をおすすめいたします。
オール電化住宅に(2007年1月)
わが家も建て替え後7年が経過し、そろそろガス給湯器交換の時期が近づきました。そこでこの度思い切って「オール電化住宅」に変身するため、エコキュートの導入を実施致しました。エコキュートにも色々な機種がありますが、ガス給湯器との置き換えのため、給湯・浴室暖房・床暖房(14畳)が出来る460L型の多機能タイプを採用しました。オール電化の効果については別ページ「オール電化住宅」をご覧下さい。
10年点検無事終了(2009年11月)
修理・交換個所
1)玄関ドアーオイルダンパーのオイル漏れのため交換
2)風呂場折り戸のパッキンの汚れが酷いため交換
その他特に問題なし
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