<10月号>  e-mail: woodsfan@n02.itscom.net
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★ここには、9月11日の、アメリカテロ事件から、世界の様子を見つめてみようと思います。

9/11  アメリカ・ニューヨークの世界貿易センタービルに旅客機が激突。ビル2棟が崩壊。ピッツバーグ近郊 に旅客機墜落。ペンタゴン米国防省に旅客機激突炎上。同時多発テロ。
4機いずれも警備手薄な国内便、大きな燃料タンク 。「数千人の命が失われた」と、ブッシュ米大統領 コメント。実行犯とビンラディン氏関連で重点捜査を始めるFBI。報復攻撃を事実上容認 ロシア外相  仏シラク大統領、米の報復を支持。伊外相、軍事協力には慎重。

9/12  現場では徹夜の生存者救出作業が続けられ、12日早朝(日本時間同日夜)、携帯電話で外部と連絡を取っていた警察官2人が、がれきの下から救出され、これまでに計10人が救出された。

9/13 メジャーリーグのすべての試合が中止され、マリナーズのセーフコ球場も閑散とした。

9/14 FBI長官は、ハイジャック犯の氏名を公表する。

9/16 ウサマ・ビンラディン氏は、米同時テロ事件への関与を全面否定した声明文を、送付。(パキスタン・イスラマバード)「イスラムは敵でない」との主張を掲げるニューヨークのイスラム教徒。11日のテロ攻撃以降、イスラム教徒に対する人種差別主義者の攻撃が続いている。

9/17 在日米海軍横須賀基地をミサイル駆逐艦「カーティス・ウィルバー」が、出港する。

9/18 午前の東京株式市場は、米同時多発テロ事件後に再開された17日の米株式市場の下落幅がほぼ予想の範囲内だったことから、幅広い銘柄に買い戻しが入った。平均株価は前日比306円08銭高の9810円49銭で午前の取引を終えた。

9/19 首都カブールから避難するアフガニスタン人。米国の報復を恐れ、多くの人々が避難している。米バージニア州ノーフォークの海軍基地を原子力空母セオドア・ルーズベルトが、出港する。

9/20 ホワイトハウスでの会談後、ブッシュ米大統領とブレア英首相が記者会見する。
パキスタン・ペシャワルで、反米デモを展開する親タリバンのイスラム過激派。デモ隊は国際社会に対し、ウサマ・ビンラディン氏が同時テロに関与した証拠を示すよう求めるとともに、米国がアフガニスタンを軍事攻撃した場合、ジハード(聖戦)に参加するよう呼びかけた。(パキスタン・ペシャワル)

9/22 キャンプデービッドでロシアのプーチン大統領とブッシュ米大統領が、電話会談する。

9/24 ホワイトハウスで、ブッシュ米大統領とパウエル国務長官は、テロ組織などの資産凍結を発表する。小泉純一郎首相訪米。ジュリアーニ・ニューヨーク市長と会談。
これまでに多くのアフガン人が内戦を逃れ、パキスタンの難民キャンプに集まっている。

9/25 日米首脳会談終了後、ホワイトハウスで小泉首相とブッシュ大統領は、共同記者会見する。

9/27 イスラマバードで、ムシャラフ大統領はパキスタンの団結とテロ反対を訴える。

9/28 ジャカルタでは、インドネシア人が反米デモで、星条旗を燃やして抗議する。
国連安保理は、テロ資金根絶を狙った対策決議を全会一致で採択した。

10/5  愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地では、アフガニスタン難民への救援物資をC130輸送機に積み込む。
フロリダで新聞社の男性が炭疸菌(たんそきん)に感染し、死亡する。

10/7  とうとう、アメリカ軍によるアフガニスタンへの空爆が始まる。アラビア海に浮かぶ米海軍のイージス艦から巡航ミサイル「トマホーク」が、発射された。ワシントンの米国防総省では、ラムズフェルド国防長官が、アフガニスタン攻撃について記者会見する。ロンドンの英首相官邸では、ブレア首相が、アフガニスタン攻撃開始について声明を読み上げる。
米政府は、7日の空爆で同市にあるタリバン政権の最高指導者オマル師の自宅を破壊、親族2人が死亡したと伝えていた。タリバン政権は、イスラマバードで記者会見し、米英軍によるアフガニスタン攻撃を非難する。

10/8  小泉純一郎首相は、ブッシュ米大統領のアフガニスタン空爆開始の発表を受けて、臨時閣議に臨む。

10/9  カブール郊外にある非政府組織(NGO)の事務所は、米軍の攻撃を受けて崩壊した。犠牲者4人を出した。
パキスタンの首都イスラマバードの空軍基地で、テント、毛布などのアフガニスタン難民向け援助物資が、日本の航空自衛隊のC130輸送機から降ろされる。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のアフガン難民救援活動を支援するため、計6機の自衛隊輸送機が派遣された

10/10 国境でタリバーン兵士とパキスタン警備隊が銃撃戦。タリバーン、イスラム諸国会議機構に米への仲介要請。

10/11 空爆続き北部同盟支配地域に避難民続々。アルカイダと関係する組織のメンバーの大量逮捕 (エジプト)米軍機が、首都カブールを初めて昼間に爆撃。

10/12 米の空爆で160人以上が犠牲になったと、 タリバーン側が主張。「アフガン攻撃は来夏まで続く」と、英国防省が発表。パキスタンのイスラム政党が、反米デモやゼネスト計画。パキスタンでは、タリバーン支援の義勇兵募集に若者ら集まる。
米軍はアフガニスタン空爆を、12日がイスラム教の休日にあたるため攻撃を自制したと発表した

10/13 小泉純一郎首相は12日夜、米テロ事件後に悪化した世界経済を下支えする観点から、近く編成する補正予算で今年度の国債発行額の30兆円突破に踏み切る考えを明らかにした。
米CNNテレビは、アフガンニスタンを攻撃中の米軍機が首都カブールの住宅街を誤爆したと報じた。米国防総省筋の話として伝え、「ミサイル1発が予定された標的から外れた」という。死傷者は明らかにされていない。米政府がアフガン攻撃で誤爆を認めたのは2度目。
フロリダ州で新たに5人の炭そ菌感染者が見つかった。米厚生省長官が「テロ行為だ」と非難 。

10/14 アフガニスタン・タリバン政権当局者は14日、最高指導者、オマル師の指示を受け、敵対する反タリバン連合(北部同盟)に対して「過去の問題を水に流して宗教と国土を守るために、ともに米国と戦おう」と呼びかける声明を発表した。

10/15 米軍は現地時間15日朝から午後にかけて、アフガニスタンの首都カブール、東部ジャララバード、北部マザリシャリフなどで空爆を行った。北部バドギス州のカライナウでは12人が死亡、32人が負傷した。
ラムズフェルド米国防長官は15日、アフガニスタンのタリバン政権地上軍への攻撃を強める方針を示す一方、空爆で多数の民間人が死んだとするタリバン側の主張を「馬鹿げている」と一蹴、タリバンは「うそつきだ」と非難した。また、マイヤーズ統合参謀本部議長は、米軍はあらゆる天候に対応できると述べ、冬に入ってもアフガン攻撃を続ける構えを見せた。

10/16 米軍は現地時間16日深夜から17日朝にかけてもアフガニスタンのカブールなどを爆撃した。一方、米統合参謀本部のニューボルド作戦部長は16日の会見で、15日の空爆には航空機100機以上が出撃して7日の爆撃開始以来最大規模となり、16日も同様の激しい攻撃を行ったことを明らかにした。

10/17 イスラエルのレハバム・ゼエビ観光相が17日朝、滞在中のエルサレムのホテルで何者かに銃撃され、死亡した。イスラエル警察は暗殺事件とみて調べている。ヨルダン川西岸ラマラのパレスチナ解放人民戦線(PFLP)は犯行を認め、8月にイスラエルがアブ・アリ・ムスタファPFLP議長=当時=を暗殺したことへの報復だと述べた。

10/18 いぜん空爆は、断続的に続けられる。
アメリカではさらにワシントンDCの院内総務の下院で炭疸菌感染者が約30人見つかる。下院は22日まで閉鎖になる。細菌テロではないかと、調査をしている。

10/20 アメリカ軍は、アフガニスタンのタリバン相手に、地上戦開始する。

10/22 アメリカ軍は、タリバン前線部隊に対する空爆を続行したほか、アフガン西部ヘラートなどに対する空爆を行った。タリバン系のアフガン・イスラム通信などによると、ヘラートではモスクが破壊されて15人が死亡したほか、ヘラートから南部カンダハルへ向かっていた石油運搬用の車列が爆撃されて5人が死亡したという。

10/25 炭疸菌の被害広がる。メディア中心に感染者被害拡大。ホワイトハウスにも、炭疸菌検出。