(ジェイエイゼロオーシー)
1965年
(トランジスタ技術誌1965年1月号より抜粋)
今まではすべて真空管方式でしたがこの頃からトランジスタが使われるようになりました。携帯用無線機は電池で運用するため消費電力の少ないトランジスタは最適でした。送信出力部にはNECの2SC23を使用し、Vcc=24Vにて出力2Wを実現しました。当時の移動通信用としては国内では最高出力クラスのセットであり「トランジスタ技術」誌に「出力2W本格的トランシーバ」として紹介されました。残念ながら写真が残っていませんのでトラ技誌より転載させて頂きました。
![](kiji-01.jpg) ![](kiji-02.jpg) ![50MHzトランシーバ](kiji-04.jpg)
![](kiji-03.jpg) ![トランジスタ技術誌掲載](tran-3.jpg) ![](kiji-05.jpg)
![](kiji-06.jpg) ![](kiji-07.jpg)
![トランシーバ内部](kiji-08.jpg) ![送信部拡大](tran-5.jpg) ![ロッドアンテナ](tran-2.jpg)
○出力10W 50MHz車載用トランシーバの製作 |
1967年(昭和42年)頃、当時としては最先端のオールソリッドステート出力10Wの50MHz車載トランシーバを製作しました。出力にはNECの2SC94を使用し、12V電源をDC-DCコンバータにて40Vに昇圧し10Wの出力を得ました。シャーシーは設計図を作り、秋葉原の鈴蘭堂に製作依頼しました。同じものを5台ほど製作し、車載ハム仲間で使用しました。
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外観写真・パネルには音量、スケルチ、チャンネル切り替えSW、カバーを外すとこんな具合です。Sメータ、パイロットランプ、マイクコードが付いてます。
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シャーシ上側(左上の写真)は送信部です。左上の基板が発振&FM変調部下側の細長い基板は逓倍増幅部、右上の大きな放熱器が出力トランジスタです。中央に見えるパワートランジスタ2個はDC−DCコンバータ用です。シャーシ下側(右上の写真)は受信部です。左下の基板が高周波増幅部、その右の基板がオーディオ部です。上の細長い基板が中間周波増幅部です。右下はDC−DCコンバータ用トランスと送受切り替えリレーそして送信出力部です。その後1968年(昭和43年)頃に144MHz6チャンネルのオールソリッドステートの10W車載トランシーバを数台製作しましたが、残念ながら当時の写真、現物が残っておりません。 |
○アマチュア無線局 JK1NRW開局 |
1985年頃Yoshironの息子(チャキ)がJK1NRW局を開局しました。
QSLカードは野辺山の電波天文台を背景に親子で共用としました。
1990年頃自宅の屋根に7Mhzの3エレYAGIと144Mhzのダイポールアンテナを揚げておりましたが1999年自宅建て替え時に撤去してしまいました。現在は両局ともQRT(アマ無線用語:閉局)です。
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