 (2004年4月2日〜4日開催)
 
八ヶ岳山麓で伐採した樅の大木をおんばしら(御柱)と呼びます。先ずはその大きさをご覧下さい。長さ18メートル、重量7トン、太さは幹周り約3メートル。これを諏訪神社まで人力のみで曳きます。今は昼休みです。昼食中の周囲の人物と柱の太さを比較して見て下さい。
 
柱には氏子数千人が曳くための綱とメドデコと呼ばれるV字型の角が前後に4本付けられます。
 
御柱を引くための綱です。これを作る作業は「綱打ち」と呼ばれ、各地区毎に氏子総出で作られます。左の写真は柱の先端部です。りりーと比較して大きさを想像して下さい。
  先頭は各地区の旗竿が列びます。氏子は揃いの法被と帽子です。
 
現在は観光客も自由に参加することができます。メドデコが沿道の民家の屋根や看板などに当たらないよう絶妙なコントロールにより通過します。
  「前メドデコ」は長さ8メートル程あり、8名が乗れます。先端は屋根より高く、これに乗ることは諏訪の若者にとり最高の名誉です。
 
数千人の引き手の力を合わせるため、独特の甲高い声の「木遣り唄」と、勇壮なラッパ演奏で盛り上げます。子供達の学校(小・中学校)は休校となり、大会社も臨時休業となります。
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