nagyからの手紙 nagyからの手紙。  e-mail: woodsfan@n02.itscom.net

行ってきました、キャンプ。ニュージーランドイングリッシュでは
トランピング。(Travel+Camping)
重さ20キロ以上のバックパックをかついで歩くのは、さすがに
田舎育ちの私にもきつかったです。
月曜日と土曜日はバスやフェリーや夜行列車での移動日でしたが、
後はとにかく荷物とともに、歩く。
しかも連日雨。木曜日は嵐だったよ。時に山道を、時に海岸の砂浜を数キロ、
なんとトランピング初日は、干潮をねらって海渡り。
まるでアフリカのヌーの大群の川渡のようにね。
干潮といっても腰までは水に浸かってるし。もっとも
そこに辿り着く前に山道のどろどろと、雨で体がぬれている状態だったので、
もう何でも来い!の心境でした。
キャンプサイトに着いても、雨の中でテントを立て、夕飯を作り、
湿った服、体のまま寝るという毎日でした。
食べ物は少しずつながら減っているのに、荷物の全てが湿っていくため、
どんどんバックパックが重くなっていく感じがしました。
山のコースは、世界的にも有名なトレッキングコースなので、
上りが何キロも続いたりせず楽な方だと思ったのですが、
砂浜を重い荷物をかついでの
歩行に慣れてないので、初日で膝と脚の付け根に負担が来て痛み始め、
どうなるかと思いましたよ。ほんとに。 過酷さが伝わってますか?
でもね すごい体も汚れ辛いんだけど 楽しかったのです。
強がりでなく、うそでなく毎日が楽しかったのです。
それは9人の子供たちのおかげです。女子が3人、男子が6人で、
activity weekにこのコースをとった子達だからかもしれないけれど、とにかく
我慢強い。1週間、不平 不満は言わないし、とにかくタフ。
小学生のような体つきのロスも、いかにもアメリカ映画に出てくるような、
口だけ達者なふとっちょのアレックスも、
(実際彼のバックパックの半分は食料でした)
いつも私のずーっと後ろを歩いてきていたけれど、
文句も言わず自分のペースで歩きました。
みんないつもHappyで、だれかが歌い始めるとみんなで歌い、
雨の中のテントの中からも歌が聞こえたりしてました。
私はスタッフとしての仕事はほとんどできなかったです。
とにかく足を引っ張らない様に
自分のことをするのが精いっぱいですから。
何もかも初体験だったけど、満足感でいっぱいです。幸せ。
                         受2001年12月10日