
日本の夏の風物詩「花火大会」で夜空に大きく開く華麗な華は一瞬で消えてしまう。この美しい花火を「何とか記録に残したい!」との想いで始めた写真撮影であるが、当時はまだフィルムカメラであり、1日後に現像して見ないと写り具合が判らず、失敗の連続であった。デジタルカメラの出現でこの状況は一変した。瞬時に確認が出来、NGの時はその場で撮影条件を修正可能となり成功率は大幅に向上した。
技術的問題はこれでほぼ解決したが、もっと大きな問題は、その日の気象条件と撮影場所の確保である。打ち上げ開始の5時間も前から、風向きを予想しアングルを決め場所取りをし三脚を据える。写真撮影のためには追い風が好ましい。しかし開始時には風向きが変わり向かい風となり、煙りの為花火が隠れてしまう事もしばしばあり撮影を諦めた事もあります。もっと酷いのは途中からにわか雨に襲われることです。花火撮影には大概レンズを上向きに設置する(山の上から撮影以外)が、雨粒がレンズに当たり写真にならない。 2005年の諏訪湖新作花火コンクール撮影時にはこの状態であり、入場券を買い5時間も待った末、打ち上げ開始と同時ににわか雨となり撮影断念。隣りに三脚を据えた東京から来たというカメラマンは「ホテルがなかなか取れず1泊5万円も掛けて撮影に来たのに・・・」とぼやくことしきり。
東京近郊での撮影では帰りの電車に乗車するのがまた一苦労です。集まるときは三々五々ですが、帰りは数十万人の観客が一斉に改札口に殺到しますので電車に乗るまでに1時間も掛かることがしばしばです。
こんな苦労もありますが、気象条件にも恵まれカメラアングルも良く決定的瞬間をゲット出来たときの喜びもまた格別です。
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