パソコンの製作−2

デュアルコアCPU Athlon64×2 を用いた高性能パソコンの製作
  

最近のデジタル一眼レフカメラの画素数の増加は著しく最大では1600万画素(2006年1月現在)にもなっております。2000年1月にPentiumVを用いたパソコンを製作し使用してきましたが、当時の私のカメラの画素数は500万画素であり動作速度も満足できるものでした。しかし最近の1000万画素以上のRAW画像の現像や画像処理をするためにはスピードが遅く時間が掛かり過ぎます。そこで最新のデュアルコアを採用したAMD社のAthlon64×2を用い、メモリーも2GB積み、画像処理専用グラフィックボードを積んだ高速パソコンを製作しましたので、その経過と使用結果をご紹介いたします。
使用パーツ一覧

部 品 名  品  番  メーカー  備  考
マザーボード A8N/SLI DELUX  ASUS  
 CPU  Athlon64×2 3800+  AMD  
 メモリー  PC3200-1GB ×2  Hynix  デュアルチャンネル
 グラフィックボード  GLADIAC743GT 128MB  ELSA NIVIDIA GeForce6600G 
 ハードディスク  S-ATA 250GB  Seagate  
 光学式DVD/RW  KRDV4167B  HITACHI  DVD 16倍速、CD 48倍速
 カードリーダー  FA405M/BOX  Owltech  6in1
 電源  SILENTKING-4  EVERGREEN  550W
 アルミケース  MT-PRO1400V2  Windy  
       


組み立ての過程


アルミケースの上にマザーボード、電源、ハードディスク、ビデオボード、メモリーモジュール、先ずはアルミケースの組み立てから


ケースに電源、DVD R/W、ハードディスクを取り付けます。            マザーボード


アルミシャーシに固定されたマザーボード  CPUとメモリーモジュール             CPUをM/Bのソケットに填めます


CPUに放熱用クーラーを取り付け        ビデオボード外観                   ビデオボードを取り付けました。
メモリーモジュールをソケットに差します


組み上がったシャーシをアルミケースに取り付け各種配線をします。   こたつの横には愛犬「リリー」が昼寝中です。


完成したパソコンの外観   正面     裏側 左サイドの蓋には外気取込み用のファンとダクトがあります。

この後OS(WindowsXP)と各種ソフトウェアをインストールして完成です。
このホームページも新しいパソコンで製作しておりますが、動作は快適です。「デュアルコアCPUは電力消費が大きく放熱が大変・・」などと聞いておりましたが、Athlon64では動作温度も40度C前後であり、あまり心配はいらないようです。肝心の1280万画素の画像処理ですがこちらも期待通り快適に動作しております。

参考までに「パソコンの製作−1」(2000年1月製作)とのベンチマーク比較データを下記に示します。
使用ソフト HDBENCH  Ver3.40

Processor AMD Athlon64×2 3800+ Intel  PentiumV933
 動作周波数(MHz)  2010.30  977.89
 Integer  (CPU)  187321  44554
 Float    (CPU)  257446  50312
 MemoryR  (メモリー)  195378  12686
 MemoryW  (メモリー)  103986  12431
 MemoryRW (メモリー)  201010  19756
 Rectangle(グラフィックボード) 67200 15373
 Text     (グラフィックボード) 39740 12553
 Ellipse  (グラフィックボード) 17700 4759
 BitBlt   (グラフィックボード) 821  30 
 Read     (HDD) 67006  53250 
 Write    (HDD)  63131  54094 

上記データで見るとビデオボードは専用のものを外付けしたので(PentiumPCはオンボードを使用)性能が上がるのは当然としても、CPUおよびメモリーの速度向上は著しいことが判ります。HDDにはシリアルATAを採用したがメカ部分で動作速度が決まってしまうため、IDEと大きな差は出なかった。