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ハウスメーカーの役割 最近では建物の確認申請を出すと多くのエクステリアのダイレクトメールがお客様の元に届くようです。そうなるとハウスメーカーで建てようとしている人でもさすがにエクステリアは別にしても良いかなと迷ってしまいます。特に全体の予算が厳しいときには、エクステリアに含まれているハウスメーカーの経費は無視できません。 たいていはもうしばらく置いておいて、建物が決まってきたら考えようと言うことになるのが普通です。ハウスメーカーの営業も人によっては建物本体の契約を優先するあまりエクステリアについてはあえて触れたがらないことも珍しくありません。でもエクステリアをハウスメーカーでやるか直接業者に依頼するかは意外に早い段階で決めておいたほうが後の計画がスムースに行くはずです。”本体計画との調整”で書いてあるとおり建物の計画が決定してからでは手遅れの問題もありますし、逆にエクステリアが決まっていないと本体の計画が煮詰まらないというケースもあります。 ハウスメーカーでエクステリアまで契約するとハウスメーカーの経費が乗りますからその分高い見積になります。またハウスメーカーから紹介された指定工事店に頼んでもハウスメーカーへの紹介料が見積に含まれていますから同じ位の見積になります。ではハウスメーカーの経費は無駄金でしょうか。ハウスメーカーに頼むメリットは何でしょう。 ハウスメーカーの営業はできれば自社でエクステリアまで契約したいと思っていますから、エクステリアを別発注にしたいと申し出るとほとんど必ずハウスメーカーで一緒に計画すればトータルなデザインができます、と言われます。でも実はハウスメーカーお抱えの業者が設計しても、外部の業者が設計してもデザインには変わりがありません。違いがでるのは設計している人間のセンスの問題で、どちらのセンスが良いかはケースによります。必ずしも建物と統一したデザインが良いとは限りませんし、外部の設計の方が予算の締め付けがゆるいのでかえって自由なデザインができることの方が多いかもしれません。 またハウスメーカーで施工すればメーカーの保証対象になります、とも言われます。これはある意味正解です。メーカーは半年とか一年目で点検に廻ってきます。そのとき不具合があればすぐに直してもらえます。ハウスメーカーと指定工事店は強い力関係で結ばれているので工事店はすぐに飛んでくるのです。でも手直しの費用をメーカーが持ってくれるわけではなく、工事店が負担するだけのことですから、外部の業者でも良心的な業者であればそこそこの対応はしてくれます。地場で営業している良心的な施工業者は評判を気にするので悪い対応はできないはずです。 あまり言われませんが、ハウスメーカーでエクステリアまで施工するときのメリットは、本体の計画との擦り合わせを社内のシステムの中で行えるということだと思います。ハウスメーカーの名前で契約している場合は、たいてい社内で関係業者を集めて打合せを開き、それぞれの専門的な視点から、計画に問題が無いか検討します。エクステリアにとっては結構退屈な会議なのですが、ここで炙り出される問題は少なくありません。それに対して単に指定業者を紹介する形式のメーカーではそういう会議を開くことはほとんどありません。見積上にメーカー経費が計上されているかどうかの違いであれば、メーカー契約の方がきちんとした工事ができるはずです。 外部の業者に頼みながらもこのデメリットをカバーするには、メーカーの工事を経験している業者を選び、早い段階で業者を決めて、お客様の業者として打合せに参加させることだと思います。お客様の業者ということであればメーカーも邪険にするわけにはいきません。 またエクステリアも工事中の検査対象になるということもあまり言われませんが、大きな違いだと思います。ハウスメーカーの検査は大変厳しく、施工写真の提出も義務付けられているので手抜き工事が行われる可能性は非常に少ないと思います。それに対しエクステリアを直接依頼した場合は、基礎の鉄筋が十分に入っていないとか、ブロックに鉄筋が入っていないなどの非常識な手抜き工事を行われる可能性は否定できません。それを防ぐ手段としては施工写真の提出を予め申し出ておくとある程度防ぐことができるかと思います。 最後にハウスメーカーに頼めば全体の予算管理がしっかりできると言うのもメリットかもしれません。ただこれは両刃の剣で、デザイナーでもない営業が予算管理をするので、お客様としては実はもっと予算を見ていたとしても、営業からむやみに安い予算を言い渡されて、貧相なプランを提案せざるを得ないケースも少なくありません。
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