2002年4月。「どんぐり山が壊されている ! ! 」
緑地指定(公園予定地)された土地に、営利目的の開
発が許可されるという、”前代未聞”のことが起こって
いました。こんなことが進めば生田緑地全域が、遊園跡
地の緑が危ない。市民が立ち上がり、川崎市も買収交渉
をはじめ、工事が止まりました。しかし、事業者の主張
とは1,500万円の差。ついに、この差が埋まらないなら
開発工事再開、という事態に。
募金を訴える時間がない!
「どんぐり山を守る会」は有志からお金を借り入れて、
「緑地保全協力」を目的に、事業者に支払いました。ど
んぐり山と生田緑地の将来のため、ひいては、全国の都
市計画緑地の開発にストップをかけるための決断です。
どんぐり山は守られました。この「どんぐり基金」は、
基金→保全という通常のトラストではなく、保全→基金
という順序になりましたが、みんなの力で貴重な自然を
守るという、精神は変わりません。
さらに「生田緑地を守る市民トラスト」に発展させて
いきましょう。